
「パスタロボット」
「JR東日本スタートアッププログラム2019」に採択いただいた結果として、今回の企画をJR大宮駅で6日間実施することになりました。ロボットがパスタを作ってお客様に振る舞う企画です。メニューはミートソースとカルボナーラ、ロボットにお任せボタンを押すと、お客様の顔見て、どちらかのメニューをロボットが決めるという企画も行いました。
※期間限定の実証実験店舗のため現在は実施しておりません

クイック設置、クイック撤収
今回の設置場所はJR大宮駅のコンコース。100Vの電源は引き回せても、上下水もなくロボットや筐体を固定することもできない環境。さらに夜間6時間で設置して撤収も数時間で完了しなければならない状況のなか、クイックに設置してクイックに撤収することが可能でデザインも自由な強化段ボール製の筐体を初採用してみました。
メニューはパスタ
パスタを調理する企画は決まっていました。問題はその調理方法。最初は業務用ゆで麺機を使った本格パスタを企画したのですが、駅のコンコースには200Vはなく100V電源で使用できる調理機械に限られます。最終的には乾麺にお湯を注ぎ電子レンジで加熱する方法になりました。そこからは試作、試食、の繰り返し。ちょうど良いゆで加減のお湯の量とゆで時間を見つける作業です。おかげさまで、おいしいパスタを提供できました。

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触覚ハンド
今回はチャレンジメニューのパスタ以外に新開発の触覚ハンドの導入テストも兼ねていました。触覚ハンドは豊田合成株式会社が開発したe Rubberというセンサー機能がある特殊なゴムをロボットハンドの指先に装着することで感覚を持ったハンドのことです。写真ではわかりづらいですが、電子レンジで加熱した紙カップは柔らかくなってるのです、それを潰さずに持っていることがおわかりになりますでしょうか
画像認識AIエンジン
BITの独自開発した画像認識AI発話エンジンの「おもてなしコントローラー」も実装しました。
本番では多くのお客様が来店され、店舗の周りは人だかりになりました。その中でも店舗周辺のお客様を認識して声賭けを行ったり、ロボットにお任せメニューボタンが押された時には、お客様の顔を認識してミートソースかカルボナーラのどちらかを決めたりしました。
どのような顔がミートソースでカルボナーラなのかは企業秘密となっております。
